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「有望な事業モデル」 第3者割当 海銀が2億円引き受け

琉球新報社:2004年10月08日

 

医薬品開発ベンチャーのレキオファーマ(那覇市、奥キヌ子社長)は7日、第3者割当増資(3億2,500万円)を実施し、沖縄海邦銀行(嘉手納成達頭取)が、2億2,100万円を引き受けたと発表した。自己資本増強に充てる。レキオファーマは2005年度中に新興市場への上場を目指しており、海銀は将来性有望な県内企業として支援する。
レキオファーマは製薬会社の三菱ウェルファーマと共同で、切らずに重症の内痔(じ)核(いぼ痔)を治す新薬「ジオン」を開発。この治療法は国内初で世界的にも画期的な方法という。同社は薬価交渉を経て年明けにも医療機関向けに製造販売する予定だ。
今回の第3者割当増資で500株を発行、海銀はそのうち340株を引き受けた。海銀は同社発行株式のうち第8位の株主となる。
7日、海銀で開かれた記者会見で奥社長は「沖縄発の医薬品として期待に応えられるように全力を尽くす」と述べた。嘉手納頭取は「レキオファーマのビジネスモデルと事業の将来性を評価しており、全面的にバックアップしたい」と語った。