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沖縄発の医薬品開発・販売祝う レキオ社の痔治療薬

琉球新報社:2005年04月03日

 

医薬品開発ベンチャーのレキオファーマ(奥キヌ子社長)が開発した痔(じ)治療薬「ジオン」の発売記念祝賀パーティーが2日、那覇市のロワジールホテルオキナワで開かれ、450人が発売を祝った。

 

パーティーで奥社長は15年かけて開発、発売に至った経過などを報告し「多くの皆さんの力添えのおかげでここまでこられてうれしい」と感謝の言葉を述べた。
レキオファーマと共同開発した三菱ウェルファーマの小嶺健嗣社長は「世界に雄飛できる薬剤にしたい」と抱負を述べ、来賓を代表して稲嶺恵一知事は「薬の開発は難しいという多くの意見を覆し、頑張り抜いた奥社長に敬意を表し、ジオンがさらに大きく発展することを願う」と祝った。

 

ジオンは痔疾患の半数以上を占める内痔核(いぼ痔)を注射により治療する薬。ベンチャー企業が医薬品を開発、発売するのは全国でも初めてで、レキオファーマはジャパン・ベンチャー・アワードの最高賞である経済産業大臣賞も受賞している。

 

琉球新報朝刊(平成17年4月3日)掲載